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汝、鷹の爪を継がんとせし人ならば、真に刻んだ志を示せ。 汝、鷹の羽を宿さんとせし人ならば、誠に猛る理想を示せ。 証明せよ。汝、雛鳥に非ず。頂上たる蒼穹を翔べ。
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【ぶったぎり】2014のVDに衝動書きしていたもの

※タイトルも何も無しに2月に次世代(あるしり)を書きたくなって、思いつくまま書いていたら本筋から逸れまくってただのギャグにしかならなかったらくがき会話。

R‐18ではないですが、出てくる単語と会話がところどころ下品。
あるしりと言いながら零音とシリウスしか出て来ていません。
シリウスは沙羅語表記で星一を使用。

前死ネタ短編のシリアスをすべて吹っ飛ばす残念仕様
OK?

 2月14日。下校途中。異国からの風習伝達にて、妙にそわそわと落ち着かない街角の一角。そいつは和菓子屋の新作であるらしいチョコレート大福を、婦女子らしからぬ大口で頬張っていた。
 いや、物心がつくその前から、彼女がおよそしおらしい態度であったことは皆無ではあるのだが。
 真剣な目で菓子やら包装やらを値踏みしている女性、もしくは腕や手を絡ませながら仲睦まじく歩く恋人たちの好奇の視線を物ともしないその姿勢は堂々し過ぎではないか。
 否。こいつは昔から大体の欲求に素直で、それでも敵わない欲求を胃袋で発散させる程度には食欲に忠実だった。ちょうど、そう思い直すと同時に彼女は咀嚼し尽くした大福をこくりと嚥下する。
「何て顔をしているのかしら。数日前から自分ではなく、友人や兄弟分のお菓子の好みを訊ねまくられちゃって、相手が女子だからって無碍にも出来ずに律儀に答えちゃって、そのお礼とばかりにおそらく練習用だったらしい義理チョコを幾つかもらったために勝ち組にも負け組にも成り切れず、微妙な気分で帰宅し始めたところ、自分が悟りレベルで本命に期待を抱いていないことに気がついて健全な青少年としてそれはどうなのだろうと無意味に黄昏れているらしき鐡登羅星一14歳」
「長ぇよ、どこ情報だよ、しかも当たってるのが怖ぇよ! 何、お前、俺のこと盗聴でもしてるの!?」
「残念だけれど、私は日頃、あなたがどんな人間と会話して、どんな醜態を晒しつつ、どんなおかずで毎夜自分のものを慰めているのかなんて爪の欠片程も興味ないわ。自意識過剰も甚だしいわね」
「何で若干、俺がイタい人みたいになってんだよ、つーか婦女子が白昼堂々おかずとか口にすんな!」
 残念系という昨今の流行語は、この女のためにあると言っても過言ではないと思う。だって星一の前に佇んで毒舌を通り越した、ただの暴言を吐き散らす少女は誰がどう見たところで綺麗系の美少女なのである。
 癖一つない指通りの良さそうな金糸の髪を腰まで垂らし、ラムネの瓶に閉じ込められた硝子玉のように碧い双眸は澱みなく透き通り、お世辞にもインドア派でないはずなのに肌はきめ細やかに白い。
 世の中、かわいい女の子というものは結構な確率で存在する。が、掛け値なしの美少女というのはなかなか探してもいないもので、星一が知る限り、彼女はその掛け値なしの一人だった。喋らなければ。大事なことなのでもう一度。喋らなければ。
「あら、どこか間違いだったかしら。こんな日和にも関わらず、私のような孤高の美少女を捕まえて異を唱える程の暇を持て余した童貞非処女の鐡登羅星一14歳」
「たった一文に突っ込みどころを幾つ持ってくる気だ俺は童貞を失う前に非処女になった覚えはない!」
「変ね。私的には、あなたみたいな隙だらけのお人好しは15になる前に、絆され流されの過ちの果て絶望感に沈む人生を歩む予定だったのだけれど」
「人の人生に勝手に変な予定を立てるな! 何でそこまで人生ハードモードで生きなきゃならないんだよ、つか仮にも12の乙女がそういうこと言うな!」
「あ、店員さん。そこの抹茶大福とこのチョコレート大福それぞれ20個ずつ。あと濃い目のほうじ茶とぬるい水」
「聞けよ! そしてさり気に人の注文を白湯以下の寂しげなもんにしようとすんな!」
 自分の身長に負けないほど長い大太刀を手元に立て掛け、彼女は赤敷きへと腰を下ろして足を組む。
 天武零音。記憶が間違っていなければ、今現在は若干12歳。自称・孤高の美少女とのことであるが、これがそう否定も出来ないところが憎たらしくはある。
 孤独と孤高は似て非なるものである。知人のご高閲によれば、孤独な人間とは大抵自分の方からでかい壁やら段差やらを造って、頑なに自尊心を満足させているものであり、孤高とはあるがままに尊大で他人と同じ速度で階段を上っていたはずが、うっかり高く上り過ぎた人間を指すのだという。それが真であるならば、間違いなく彼女は孤高であり、孤独ではない。故に、彼女の周りに壁などない。だからこそ、白昼堂々、幼馴染相手にこんな本気2割の馬鹿話を繰り広げるわけだ。全く以て迷惑な話である。
 まあ、この少女が突如として、唐突に、かなり前触れなく国を出奔して約半年になる極最近。このように以前とまるで変わらぬ元気な姿をたまに見せてくれるというのは、こちらとしてもほっとすることではあるのだけれど。
 天の川が天上を流れる真夏の夜のことだった。天女のように美しく、それでいて胆力と剛腕は鬼神に等しく、父親は現帝室直属付の大将軍。そんな娘が「旅に出ます。探さないでください。」という実にふざけた一文を残して失踪した当時の喧騒は記憶に新しい。
 ……否。騒いでいたのは外側の、主に彼女を娶ろうとしていた貴族や大家、そして可哀想にも彼女の容姿と雄姿に夢という名のある種の崇拝を膨らませていた学院生だけで、星一を含む昔馴染みの一同は「いつかやらかすと思っていました」という感想しか抱かなかったわけではあるが。
 そこまで回想して、不意に右手に下げた袋の重みを思い出す。
「っていうか、お前。こっちに帰って来てるなら学校なり、家になり、きちんと顔出して来いよ。修学院には男女問わず、未だにお前に恋して夢持っちゃってる可哀想な後輩が山ほどいるんだぞ。俺が今日、何回、そいつらに掴まったと思う?」
「あなた知らないの? 夢というものはね、にんべんがつくとたちまち儚いになるのよ」
「そんな今更感漂うベタベタな漢字講座は要らねーよ! 大体、お前の場合は人の夢を儚く散らせたり、そっと消したりするんじゃなくて、むしろ粉々に打ち砕く感じだろうが」
「あら、言われてみれば確かにそんな感じね。では、この場合、夢にバットを構えた感じのてへんをつけて、“バラバラ”という漢字を作ってみる方向性でどうかしら?」
「そんな物騒な漢字はお断りだ! 日々、粉骨砕身で広〇苑を出版してる某岩〇書店に土下座して謝れ!」



続くかもしんない?
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れいちゃwwww

会話のテンポが楽しいですww
シリウス頑張れ(o゚▽゚)o
もう特に意味がなくなってきた会話www

書いているうちに暴走し始めて着地点を見失った感www
零音が楽しそうなのでそれでいいです(笑)
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